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歯🦷の神経を残す MTAセメント

 今回はなんとかして歯の命である神経を残す『MTAセメント』を紹介します。

このセメントは強アルカリ性で固まると硬化します。歯の神経である歯髄と仲が良く、

細胞がこれの上で培養できるくらいなんです。 とにかく凄いヤツなんです。

 このセメントを、虫歯で神経=歯髄スレスレか、

虫歯菌が入り込んで歯が柔らかくなっている所(一部歯髄を含む)

まで削りとって、完全に乾燥させてから塗りこみます。使い方はこれでok!

この上にさらに硬いセメントでフタをしてしばらく様子をみる事となります。

 当然ですが既に神経が死んでしまっていれば全く効果はないですし、

虫歯菌が既に神経の中に入り込んで感染していても効果は無しです。

虫歯菌は、当然ですが目には見えない小ささです。僕達は神経が生きていると信じて治療しています。

 

 こんなすばらしいMTAですが、日本ではまだまだ保険適応の範囲が1つしかありません。

上記で紹介した方法は自費診療で1万7千円。効果があれば通院回数はこの歯だけで3回!

しかも神経は温存できる! いい事ずくめなんです。

 1本の歯を守るのに1万7千円は高いのか安いのか、それはあなたの健康への考え方、価値観です。

自由でいいと思います。 私はおすすめします!

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