いつもお口の中のお掃除は歯ブラシだけだ！という方もおられると思います。

実は歯ブラシだけでのお掃除の場合、お口全体のプラーク除去率は約６０％しかないんです。

歯周病や虫歯のリスクを下げるにはプラーク除去率を約８０％以上、できれば９０％にすることが望ましいとされています。

歯ブラシでは歯と歯の間は毛先が届かなくてプラークを除去できません。そこでデンタルフロスや歯間ブラシの登場です。

文献によるとプラーク除去率は、歯ブラシに加えてフロスを使用する事で７９．０％さらに歯間ブラシを加えると８４．６％へ

達するとの事です。（注：　お口の中はバイ菌がたくさんいます。人間が生きている限りそのすべてを除去する事は不可能です。）

この数値になればようやく安心できそうです。使い慣れていないうちは時間がかかりますが慣れてくると２～３分で済ませられます。

自分一人でのお口のお掃除は頑張ってやってみても８４．６％。当然、手が不自由な方もおられますから個人差もあります。

結局のところ一人でのお掃除だけでは難しくなりますので、３～６ヶ月の定期健診は重要になってきます。

次回の健診の時に歯ブラシやデンタルフロスの使い方を改めて質問してみてくださいね。